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梅雨真っ盛りで小雨もパラついておりましたが、かねてから計画していた通りにBBQ partyを行いました。
石津先生に安くて良質の肉を調達していただきました。食べきれずに残りは学生で山分けになりました。
2013.夏至
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梅雨真っ盛りで小雨もパラついておりましたが、かねてから計画していた通りにBBQ partyを行いました。 石津先生に安くて良質の肉を調達していただきました。食べきれずに残りは学生で山分けになりました。
2013.夏至 大学院説明会が下記の日程で行われます。興味のある方はぜひ参加してください。日時: 平成25年6月29日(土) 14:00~16:00 (13:30受付開始) 場所: 人間健康科学系専攻 杉浦ホール 対象: 大学院(修士・博士)入学志願者 内容: 各研究室の研究内容紹介と個別相談 入試の日程は下記のように決まりました。博士課程出願;平成25年9月24日(月)から平成25年9月27日(木)17時まで 入学試験;平成25年 11月6日(火) 出願予定の方はご連絡ください。 修士課程出願は平成25年7月23日(月)~平成25年7月26日(木)午後5時まで。(必着) 入学試験は平成24年 8月28日(火) 出願予定の方はご連絡ください。 詳しい情報は医学研究科のホームページ内のこちらを御覧ください。2012年3月、初めて3名の博士が本専攻から誕生しました。医学、医科学専攻と同等の審査基準を満たし た立派な成果をあげた立派なものです。彼らは3年間の間に査読のある国際的学術誌に筆頭著者として原著論文を公表し、また学位審査に合格しました。私は、一教員として、このことを誇りに思 うとともに、将来の活躍を願ってやみません。 思えば短大から4年生大学に移行し、学生の質は大きく変わりました。入試の難易度が高くなったのは事実です。しかし、私たち教員が忘れてはならないのは、わが専攻の評価は、入試の難しさで決まるのではなく、輩出した人材の質で決まるということです。 “人間健康科学”博士が誕生し、私たちの専攻は、ようやく一つの区切りを迎えました。次の段階として、大学院教育、研究のより一層の充実が求められるでしょう。 そのためには、教育、研究体制を改善していかなくてはなりません。すぐれた“人間健康科学”博士が多数輩出され、実績を重ね、“人間健康科学”が世間に認知されるようになって欲しいと思います。 広報 No12号 あとがきより
短大から4年生へそして大学院博士課程前期、後期の設立と、ここ8年あまりの体制の変化はまことに急なものがありました。そして今年度、博士後期課程は3学年がそろい、いよいよ人間健康科学系からの博士誕生が現実的になってきます。この8年の道のりは決して容易ではなかったけれども、大学院の完成という明確な目標があり、専攻全体がまとまりやすかったのは事実です。一方で、体制の急激な変化に伴い、これまで行われてきた行事、活動が、現状と合わなくなってきており、その見直しが,ここへ来て現実的課題になってきています。「紀要」、「新入生合宿研修」などいくつかの行事、活動の廃止、継続について議論が行われています。他にも、教育 、研究の場所や予算の問題、非常勤講師の問題、シーリング等、顕在化しつつある重大な問題もあります。昨年度、ここ数年途絶えていた”夏祭り”が復活致しました。こんなささやかなイベントですら、廃止、復活の紆余曲折があるという例です。いったい、博士課程の完了後、私達は、何を目標に活動をし、まとまっていくべきなのでしょうか。何を受け継ぎ、維持し、何を変えていくか、何を新しくするのが正しいのか、重大な選択の場面に来ていると思われます。私は、その決定権を担うメンバーとしての重責を、微力ではありますが全うしたいと思っています。 (広報第11号(23.6.1) あとがきより) 私は、現職で臨床検査技師、看護師等の医療人養成に携わっています。同僚には医師以外の様々な背景を持った方々がおられます。若輩の私ですが、こういった学生、同僚に「病理学とは…」と語る機会や、逆に、意見を頂くこともあります。僭越ではありますが、こうした環境で熟成してきた病理学の現状とこれからの病理学会のありかたについての私見を述べたいと思います。 かつて病理組織学が病気に対する研究手段として優位であった時代、“病理学教室”は多くの業績をあげました。実際、この100年間の病理学会の医学発展への寄与は偉大なものがあります。ところが、現代では科学技術の進歩により、形態以外からの解析が十分可能になりました。“病の理(ことわり)を追究する”という病理学の定義に従えば、今日、基礎医学講座のほぼ全ては“病理学”を行っていると言えます。そう考えると、“病理学教室”で行う研究と他の基礎医学教室との違いは何か、また病理学教室でしかできない研究があるのか、という疑問が発生します。病理学という教育科目があることが、病理学教室がある唯一の存在理由になりつつあると私は考えています。 本学会が確立した病理専門医制度、病理の標榜科への道筋は、病気の診断をする臨床科としての立場を築く大変な功績であると思います。病理学会会員は病理診断をする専門集団としての方向性が明確になりました。しかしそれは、一方で“病理学”研究との乖離を助長する結果になったとも言えます。何しろ医療高度化の中で病理医に課せられる責務は厳しく、たゆまない研鑽が必要ですし、一方、“病理学”の分野にはPhD等が垣根なく参入してきます。今や病理診断の傍ら行う研究では、とうてい太刀打ちできない状態にあります。 病理診断をする科としての立場の研究は“病理学”という研究の一部ではあるけれども、もはや全部ではないということを認めるべきです。例えば、肝臓を専門にする診療科は肝臓の研究をするのが普通であるように、病理診断をする科は「(病理)診断の研究」に活路を見いださねばならないのではないでしょうか。病理診断に固有の研究テーマを開発、実践—例えば形態診断が持つ曖昧さの克服、基礎技術の改良などーを積み重ねていくことで、この分野を支え発展させる研究を行う必要があります。 病理診断の現場では、医師とともに臨床検査技師、細胞検査士等の医療スタッフが働き、この分野の課題を共有しています。本学会会員が病理診断をする専門集団としての色彩を増すにつれ、こういった医療スタッフとどう協調していくかは、現場のみならず学会の運営方針にとっても現実的かつ重大な課題になるでしょう。本学会は医師の学会として発起され、多くの実績を積んできた経緯があります。しかしながら、医師以外の医療スタッフをうまく取り込んで学会運営をしていくことは、近い将来避けて通れなくなるとともに、その成否は本学会の浮沈の鍵を握ると私は考えます。 日本病理学会100周年記念誌記事(コラム記事)投稿文より一部改変 A.ロビンスについて 今年(2008年度)、私は「ロビンス基礎病理学」を病理学総論、各論に指定しました。講義が終了して、「教科書」に内容が沿っていないという抗議を少なからず受け、大変驚き、また少々反省も致しました。というのは、私が学生のころの医学生の常識の一つとして、「「教科書」を、いわれるままに買ってはいけない。実際によくみて、情報を集めて、必要なら先輩からもらえ、ただし、先輩がくれる教科書はろくな教科書ではない」というものがあったからです。実際、医学生が、教科書として推薦されているものを全部そろえると年間で数十万円になってしまうこともあります。いわれるままに買っていては大変です。私は、学生時代貧乏で、勉強意欲もたいしたことなかったので、教科書はほとんど買いませんでした。 B. 通読できる「病理学」教科書を一通り読む。 しかし、実際には「病理学」は単位をとることが第1目標で、内容が面白く、将来役にたてば、なお結構という人が殆どでしょう。そういう学生さんには、分量、値段、内容、どれをとってもロビンスは不適当です。読まない本を買うことほど無駄なことはありません。 病理学参考書1. カラーで学べる病理学 Nouvelle Hirokawa C.病気についての知識を増やす勉強 現代社会においては、一部の人を除くと、若者が病気と向き合ったり、本質的な死の恐怖や逆に健康のありがたみみたいなものを、実感する機会は極めて低くなっています。みなさんのほとんどは、若くて健康で、病院や病気には縁遠い生活をこれまで送ってこられたのではないでしょうか。そういった学生にいきなり「病気の本質とは」と始めてもついていけないかもしれません。これは「臨床医学」関連の内科、外科講義についても同じで、いきなり講義で病気の話を始めても、それがどれくらい伝わるかは疑問です。 13.学生のための疾病論 人間が病気になること 医学書院 14.完全病理学 各論 Element版 学際企画 15.病気が見えるVol 1-10 Medic Media 16.Visual note Medic Media 17.ビジュアルブックシリーズ 学研 15.病気が見えるに対抗して出されたシリーズです。両者が競い合ってより分かりやすいものにしてほしいと思います。 |