乳児期の脳、身体の発達の発達の研究をされている多賀先生、保前先生、渡辺先生が研究室に打ち合わせ、discussionの来られました。(3月17日)
多賀先生には特別講演もしていただきました。40人を超える聴衆が集まりました。
「脳と身体の初期発達」多賀厳太郎(東京大学大学院教育学研究科)
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2/9~2/11, Photon Factory (つくば)で位相X線CTを用いて胚子撮像を行いました。関東地方は20年にぶりの大雪でしたが、無事終了しました。得られた画像は、胚子の詳細な内部観察に使用します。
B9Creatorを用いてCS13のヒト胚子脳室の模型を作製しました。液状の樹脂に光を照射し少しずつ硬化させていく手法(光造形法)で、大変きれいです。ペットボトル等と同じ材料でやわらかみがあります。今後が楽しみです。
私たちはMR顕微鏡を用いて得られた3次元情報を解析し成果を報告して来ました。そのMR顕微鏡の解像度は最高で35μm/pixel程度で、MRIの技術による撮像の最先端といえます。しかしながら、胚子期の初期や、個々の胚子の器官レベルの異常の有無等の検討には、さらに高解像度な撮影法が必要になります。 そこで、われわれは、共同研究者の山田博士、米山博士らが開発をすすめ成果をあげている干渉計を利用した位相コントラストX線撮像法を用いて、ヒト胚子の撮像をより積極的に進めていくことにしました。同法は、従来の吸収コントラスト撮像法に比べて感度が約1,000倍高く、軽元素からなる試料を高密度かつ高空間分解能で三次元観察できるため、生物や医学試料、及び各種有機 材料の定量解析などへの応用が期待でき、実際、9μm/pixelという、非破壊的三次元イメージング法の分野では 世界最高レベルの解像度を達成しているそうです。本手法を適応することで1)詳細な形態診断が可能になることにより、これまで解明されていなかった胚子期の先天異常の再評価を行うことができる、2)現在知られる先天異常発生の病理を知る手がかりとなる他、新たな疾患の発見の可能性がある。 3)これまで、ほとんどが原因不明とされてきた妊娠初期流産についての原因の一端が示せる可能性がある、等多くの成果が期待出来ます。 ■ 第35回日本臨床細胞学会近畿連合会学術集会 (2009.9.20, 京都大学) 高桑徹也 パネルディスカッション 「近畿圏の細胞検査士養成の現状と将来計画」 京都大学大学院での細胞検査士養成プログラムについて紹介しました。 EFICは生体組織由来の切片に特定の波長の光を照射した際に発生する自家蛍光を検出して画像化する手法です。自家蛍光の由来は『ピリジンヌクレオチド』(NADHの成分)なので、全身のあらゆる組織を対象とすることが可能です。HE染色などの染色も必要としません。 |