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“人体の構造と機能” が刊行

標準臨床検査学シリーズ(医学書院)
基礎医学ー人体の構造と機能ーが刊行されました。
第17章にヒトに発生について簡単な総説を執筆させていただきました。

光造形法によるヒト脳室モデル第1号が完成

B9Creatorを用いてCS13のヒト胚子脳室の模型を作製しました。液状の樹脂に光を照射し少しずつ硬化させていく手法(光造形法)で、大変きれいです。ペットボトル等と同じ材料でやわらかみがあります。今後が楽しみです。

 

Biological Synchrotron Radiologyで発表

位相CTのヒト発生学への応用について、山田先生、米山先生らが国際学会で発表しました。金橋くんも胚子撮像に参加しており、学会発表の共同演者になりました。

Yamada S, Yoneyama A, Kahanashi T, Hyodo K, Takeda T.「The first application of phase-contrast X-ray computed tomography to human embryology」Biological Synchrotron Radiology (BSR) 2013年9月8-11日、於:ハンブルグ

京都大学OpenCampus2013で研究室紹介

8月7日、京都大学オープンキャンパス2013が行われました。

研究室で現在行なっている3次元データを用いたヒト胚子の研究についての紹介を行いました。検査技術科学コースに興味のある高校生70名ほどが、ご来場いたしました。

 

第53回日本先天異常学会学術集会で発表

2013年7月21日(日)-23日(火)(大阪)

ポスター

ヒト胚子期における消化管の初期形成と分化 上野沙季

ヒト胚子外表写真を用いたカーネギーステージ(CS)分類判定支援装置の作成 尾関舞美

ヒト胚子期における肝臓の形態形成異常の解析 金橋徹

ポスター、口演

ヒト胚子を用いた側脳室脈絡叢の解析 白石直樹(セレクテッドポスター)

より高解像度の立体情報取得を-PF共同利用実験-

私たちはMR顕微鏡を用いて得られた3次元情報を解析し成果を報告して来ました。そのMR顕微鏡の解像度は最高で35μm/pixel程度で、MRIの技術による撮像の最先端といえます。しかしながら、胚子期の初期や、個々の胚子の器官レベルの異常の有無等の検討には、さらに高解像度な撮影法が必要になります。 そこで、われわれは、共同研究者の山田博士、米山博士らが開発をすすめ成果をあげている干渉計を利用した位相コントラストX線撮像法を用いて、ヒト胚子の撮像をより積極的に進めていくことにしました。同法は、従来の吸収コントラスト撮像法に比べて感度が約1,000倍高く、軽元素からなる試料を高密度かつ高空間分解能で三次元観察できるため、生物や医学試料、及び各種有機 材料の定量解析などへの応用が期待でき、実際、9μm/pixelという、非破壊的三次元イメージング法の分野では 世界最高レベルの解像度を達成しているそうです。本手法を適応することで1)詳細な形態診断が可能になることにより、これまで解明されていなかった胚子期の先天異常の再評価を行うことができる、2)現在知られる先天異常発生の病理を知る手がかりとなる他、新たな疾患の発見の可能性がある。 3)これまで、ほとんどが原因不明とされてきた妊娠初期流産についての原因の一端が示せる可能性がある、等多くの成果が期待出来ます。

■ KEK >> ■ Photon Factory>>

H25年度”次世代医療を語る”

次世代の医療は、医学研究科だけでなく、さまざまな分野の学生が担って行く可能性があります。今回は、その代表として理工学、細胞生物学、地域・社会学からのアプローチを取り上げ、医療の動向を議論したいと思います。本プログラムを聴講した様々な分野の学生が、次世代の医療に繋がるヒントを得て、思いもかけない連携が生まれるかもしれません。それは、この上なく喜ばしいことです。

■ 研究科横断型プログラムについて(外部リンク;京都大学HP内)

■ 研究科横断型プログラムについてのポスター.pdf

理工学、細胞生物学、地域・社会学の3領域からの医療への取り組みを専門家に紹介していただき、討論をします。

10/2.  杉本 直三 (人間健康科学系専攻:教授)

画像処理・解析による診断と治療の支援

10/9.  酒井 晃二 (人間健康科学系専攻:講師)

画像解析と診断との融合:MRIの例を中心に

10/16.  椎名 毅 (人間健康科学系専攻:教授)

次世代の検査機器開発;超音波と光による生体機能・性状のイメージング

 

<次世代の生体医療材料>

10/23.  岩田 博夫 (再生医科学研究所:教授)

人工材料への細胞の接着

10/30. 山本 雅哉 (再生医科学研究所:准教授)

新しいDrug delivery systemの開発

11/6.  藤林 俊介 (医学部附属病院 整形外科:講師)

生体活性チタンを用いた新しい骨関節疾患治療

 

<次世代の細胞治療>

11/13.  前川 平 (医学部附属病院 輸血細胞治療部:教授)

京都大学における細胞治療・再生治療開発への挑戦

11/20.  仙石 慎太郎 (細胞-物質統合拠点:准教授)

幹細胞の品質評価・安定培養技術とイノベーション

12/4.  門脇 則光 (医学部附属病院 血液・腫瘍内科:准教授)

がん免疫療法としての細胞療法

12/11.  細田 公則 (人間健康科学系専攻:教授)

糖尿病、肥満症、メタボリックシンドロームの次世代医療

 

<医療のグローバル化>

12/18.  山田重人 (人間健康科学系専攻:教授)

次世代の出生前診断

12/25.  伊藤 達也 (医学部附属病院 探索医療センター:助教)

治験、臨床試験を実施する際の行政との関わり

1/8.  山田 実 (人間健康科学系専攻:助教)

転倒予防を通した新たな地域との関わり

1/22.   宮野 公樹 (学際融合教育研究推進センター:准教授)

新しい医療のための異分野融合ダイナミクス

1/29.  総括

 

“構成論的発達科学”第2回領域全体会議で発表

構成論的発達科学 第2回領域全体会議̶— 胎児からの発達原理の解明に基づく発達障害のシステム的理解に出席しました (東京大学2013.6.18-19)

 発表演題

(京都コレクションと三次元イメージング;山田重人先生)

ヒト胚子期における肝臓の形態形成異常の解析;金橋 徹, 田中 美玲, 廣瀬 あゆみ, 山田 重人, 上部 千賀子, 高桑 徹 也

ヒト胚子を用いた側脳室脈絡叢の解析; 高桑 徹也, 白石 直樹, 上部千賀子, 山田 重人