研究室の基本的な運営方針について、よく質問される内容についてまとめました。
1.研究テーマの決め方、研究の進め方
- 研究テーマは、学生と教員との話し合いで決定します。学生の興味・希望、得意・不得意、進学するつもりかどうか等を伺ったうえで、テーマをいくつかあげて、その中から選んでもらうようにしています。
- ヒト胚子・胎児由来のデジタルデータを出発点として研究を展開することが弊研究室の基本的な姿勢です。この基本姿勢から離れた研究は、難しいことが多いです。
- 研究テーマは、原則一人、1テーマです。上級生の下請けのような形はとりません。
- 複数で分担して進めたほうが効率がよい場合等は、話し合いで決めます。
- 4回生、修士論文の題目等は、該当ページで確認してください。
2.研究室のdutyについて
- 週1回の研究室Meetingに出席し討論に参加することはdutyです。
- 研究の進捗、内容によって小グループでのMeetingを行うことがあります。
- 掃除、ゴミ捨て等最低限の研究室を維持する仕事は公平に受け持ちます。
- 週末の行動を拘束することはまずありません。
- 年1-2回の学会での発表を推奨しています。(参加費、旅費は研究室が負担します)
3. コアタイム(時間管理)について
- 平日は毎日大学に来て最低3-4時間研究をすることを推奨しています。研究内容の多くは、コツコツとペースを決めて解析を進めて行くことが必要とされます。瞬発力があっても行動にムラのある学生は向かないと思います。
- とくに、初めのうちは研究の方法を他のメンバーから学んだり、打ち合わせが必要なので日中のメンバーが集まる時間帯に在室する必要があります。研究について自立できるようになると、時間管理は本人に任されます。自分を管理することが苦手な学生は向かないと思います。
”毎試合、1本のヒットとフォアボールを選ぶことが、首位打者になる極意である”
打撃の神様
4.研究成果について
- 4回生の卒業研究は、学部の実習の1つです。しっかりと研究活動をしていれば、成果があがらなくても単位が修得できないことはありません。
- 修士課程の学生は、日々の研究活動をしっかり行い、修士論文を執筆、提出する必要があります。これまで、上記1- 3に従って研究活動を行った学生で修士の学位を修得できなかった学生はいません。
- 得られた研究成果をもとに英語論文の執筆を推奨していますが、実際に期間内に論文を投稿できる学生は少ないです。その場合は、教員が引き継いで論文を作成します。
- 学生の在学中の活動を評価して、たいていは学生が筆頭著者の英語論文の形で投稿しています。活動が低調であったり、多くの学生が関与した場合には教員が筆頭著者になることがあります。その場合も共著者からはずれることはありません。
- 研究室での研究活動の成果は、論文の形で発表することで完結すると考えています。研究データは研究室に属し、論文発表、英語論文投稿については同意していると考えています。
5.学生の進路について
- 年度によってばらつきはありますが、4回生は約半分は就職、半分は大学院へ進学しています。大学院は他の研究室に進学する学生もいます。進路については学生の意思を尊重し、自分の研究室への進学を強制することはありません。各種相談に乗ります。
- 修士の進路は医療系の企業が多いですが、病院への就職も一定数います。細胞診断、胎児エコー等、臨床検査技師としてのアドバンスの技術を在学中に身につけて就職することを推奨しています。
- 学生の行き先については、「卒業したみなさん」のページを参考にしてください。
追加で質問等あれば、下記にメールをください。