大阪大学医学系研究科病態病理学講座から京都大学医学研究科人間健康科学系医療検査展開学講座教授に、 平成20年4月1日付けで就任致しました。
大阪大学在学中は多くの時間をテニスコート上で過ごしました。まだ、吹田キャンパスにはコンベンションセンターも体育館もなく、野原の向うにみえる山際に陽が落ちるまで練習をしていたのを記憶しています。平成2年に卒業後は、約1年間の福島の時代の特殊救急部での研修、そして、約10年間病態病理学でお世話になりました。最近は、いろいろなセクションと関わりのある病院病理部を兼任させていただき、極めて多くの先生、co-medicalの方々にお世話になりました。救急医学では杉本侃名誉教授、杉本壽教授、また病理学では、北村幸彦名誉教授、青笹克之教授にご指導を賜り、病理学の研鑽を積ませていただきましたました。
近年、病院内での質の高い医療はもちろん、病院外での予防医学、福祉、さらには国際貢献といった社会的需要の高まりの中で、医師以外のco-medical staffの充実が求められています。私が赴任した先は、まさにこの需要に応じた大切なセッションです。大阪大学で学んだすべてのことを糧に、この分野で新しい姿を構築できるように力を尽くしていく覚悟です。
今後とも、皆様方の御指導・御鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。