アメリカ解剖学者協会( American Association of Anatomists )の機関誌で1906年から発行され、2016年で299巻である。Developmental Dynamicsとは姉妹誌の関係にある。Developmental Dynamicsが分子生物学、生化学等の手法を用いた領域の論文が多いのに比べ、The Anatomical Recordの方は、より古典的な形態学、解剖学の論文が多く、Minorな生物種や比較生物学、発生学、進化学等間口が広い印象がある。
弊研究室からもっとも投稿数の多い雑誌です。
これまで3回表紙を飾りました。
Members of the board of reviewers(高桑)
Anat Rec (Hoboken) Online ISSN: 1932-8494
Congenital Anomalies(CGA)は、日本先天異常学会の英文機関誌で 1961年の学会の創設直後に発刊され、2015年で55巻になる。現在は年4回発行の季刊誌で、国際先天異常学会などが日本で開催された時は増刊号を発刊している。Congenital Anomaliesの扱っている論文の領域は、個体の正常および異常発生の機序、先天異常あるいは先天奇形の診断、治療方法の開発、先天異常の疫学的調査等に関する研究である。胎児・新生児を主な研究対象とし、臨床医学、基礎生物医学、歯学、獣医学、薬学、行動科学など広範な専門分野から、先天異常の成因、機序、治療、予防に関する高度な研究について、また最近では生後に発症する生活習慣病等の胎児期における素因形成に関する研究についても広く学際的な範囲におよんで提供している本邦唯一の英文専門誌である。論文の内容は学際性を反映して、発生学、実験奇形学、生殖発生毒性学、遺伝学、分子生物学、病理学、行動奇形学、薬学、生理学、疫学、臨床医学では産婦人科学、泌尿器科学、小児科学、整形外科学、形成外科学、眼科学などに及んでいる。
Associate editor-in-chief (高桑)
Congenit Anom (Kyoto) Online ISSN: 1741-4520
1887年に設立されたthe Anatomical Society (イギリス)が後援する雑誌である。1867年Journal of Anatomy and Physiologyとして刊行され, 1916年からJournal of Anatomyと名称を変えており、150年以上の歴史を持つ格式のある雑誌である。もともと生理学的分野を範疇にしていた経緯があるせいか、記述解剖学的な論文も範囲内ではあるが、機能的、進化学的な意義があるものに限定されている。掲載をめざしたい雑誌である。
Online ISSN:1469-7580
2006年からPublic Library of Science社より刊行されているオープンアクセスの査読つきの科学雑誌である。解剖学・形態学分野だけでなく医学生物学とその境界領域(生化学、細胞生物学、遺伝学、生理学、分子生物学、蛋白等、自然科学の広範な分野を扱っている。医学以外の分野の研究者の目に触れる可能性があることは、長所である。
Online ISSN:1932-6203
MorphoMuseuMは脊椎動物の三次元データと解剖記載のみを発行する学術誌でフランスのモンペリエ進化科学研究所(ISEM)主催している。3次元データは、博物館の展示物のように公開され、データは一定の条件のもと、自由に使用できるようになりる。例えば、教科書の図や、3次元プリンターを利用したモデル化等、多くの用途への利用が考えられる。
M3, ISSN 2274-0422