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骨盤の形成

骨盤は始め軟骨原基ができ、それが骨組織に置き換えられてゆく軟骨性骨化により形成される。(Ref1・2)骨盤を構成するのは寛骨・仙骨・尾骨の3つで、寛骨は腸骨・恥骨・坐骨の3つからなる。成人では、腸骨・仙骨・坐骨の3つは癒合し、寛骨と仙骨は仙腸関節により、左右の恥骨は恥骨結合により接合している。また、5つの仙椎が癒合して仙骨が、3~5個の尾椎が癒合して尾骨ができている。(Ref3)(図1)骨盤は始めに軟骨で原基が作られ、そののち骨組織に置き換えられていく軟骨性骨化をすることが知られています。

  • 骨盤形状の立体化と観察

CS17:腸骨・恥骨・坐骨が見られなかった。

CS18:腸骨・恥骨・坐骨が現れ始めた。(図8a)

CS19・20:背側方向に腸骨が、腹側方向に恥骨が、尾側方向に坐骨が成長していた。(図8b)

CS21:腸骨と坐骨の成長が頭側方向に変化した。

CS22:腸骨は隙間を埋めるように成長し、腹側で恥骨と坐骨が結合していた。(図8c)

CS23:恥骨結合が形成され、骨盤の形状がおおよそ成人と同じになった。(図8d)

Fetus:骨盤の形状はほぼ変化せず、大きさだけが大きくなっていた。また、早いものではCRL49.5㎜で腸骨に骨化中心が現れ、大坐骨切痕付近を中心に円状に骨化していた。(図8e)

骨盤関節の癒合状態のタイムライン